結婚相談所オポ・福岡の宮武でございます。
婚活市場でよく見かける条件のひとつに、「年収500万円以上の男性を希望」というものがあります。でもちょっと待ってください。それ、本当に必要な条件でしょうか?
実は、日本の労働者の約72%が年収500万円未満。さらに、婚活の中心世代である30代男性の平均年収は約300万円台です。
つまり、「年収500万円以上」という条件は、かなり限られた男性にしか当てはまらないというのが現実なのです。
婚活中の女性が、年収や学歴などの“ステータス”にこだわる背景には、それなりの理由があります。以下のようなケース、心当たりはありませんか?
「私もそれ以上の人と結婚したい!」というライバル心から、無意識に条件を高く設定してしまうことがあります。でも、他人と比較する婚活は自分を疲弊させてしまいがち。本当に大切なのは、自分が幸せになれる相手かどうかです。
女性の社会進出が進む中、自分が高収入であるがゆえに「相手が自分より下だと気まずいのでは?」と不安になることもあります。でも実際には、パートナーの収入差を気にしない男性も多いんです。
「結婚後は仕事を辞めて家庭に入りたい」と考える女性にとって、男性の経済力は重要なポイント。ただし現代では、専業主婦を歓迎する男性は少数派。特に若い世代では、共働きを希望する人が多い傾向にあります。
それでもやっぱり「年収は譲れない」という方のために、成功しやすい婚活の方法をいくつかご紹介します。
「医師限定」「年収1,000万円以上」など、入会資格が設けられている相談所なら、効率的に希望に合う男性と出会えます。
「年収600万円以上の男性限定」「上場企業勤務男性との出会い」など、テーマ別の婚活パーティーもおすすめ。ただし、収入証明の提出が任意な場合もあるため、見極めは必要です。
信頼できる人からの紹介は、最も信頼性が高く、相手の人柄も把握しやすいです。異業種交流会や習い事、ボランティアなどに積極的に参加して、まずは人脈づくりを意識してみましょう。
結婚後の生活で一番大切なのは、「安定した収入」よりも「信頼関係」や「ライフスタイルの一致」です。
ステータスにとらわれすぎると、本当に心から笑い合える相手を見逃してしまうかもしれません。
「理想の条件」から一歩離れて、「どんな人生を誰と歩みたいのか」を見つめ直すことが、婚活成功への近道かもしれません。
■参照・国税庁「平成30年度 民間給与実態統計調査」
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