みなさんの周囲のカップルは圧倒的に恋愛結婚が多いと感じませんか。
日本では恋愛結婚とお見合い結婚の割合はどちらが多いのでしょうか。
第15回出生動向調査によると、現在では恋愛結婚がお見合い結婚よりもやはりかなり多いのです。
数年前の割合では恋愛結婚が約88%に対してお見合い結婚が約5%ですからほとんどの方が恋愛結婚をしているということです。
ところがこの数字はある時期に逆転しています。
恋愛結婚とお見合い結婚の比率が逆転したのは1965年です。
昭和の中期くらいまでは圧倒的にお見合い結婚が主流だったのです。
ところが結婚が家と家のものであった時代から、個人の権利を主張する時代に移行していきます。
同時に女性も社会進出が進むようになり、家に嫁ぐから時代から、男性とのカップリングタイプの結婚に変化してきました。
ここで恋愛結婚が急上昇していったのです。
結婚は自由恋愛の末に結ばれること、昭和時代には恋愛結婚に対する若者のあこがれがあったのですね。
恋愛結婚に逆転されてしまったお見合い結婚の起こりは明治時代からです。
明治時代に一夫一婦制が定められた事からはじまったマッチング形式なのです。
江戸時代まで一夫多妻制が許されていた日本に外国の文化が押し寄せてくると一夫一婦制が求められるようになりました。
明治時代の服装や写真を見ると洋風のドレスを着たご婦人が男性といっしょにダンスを踊ったりして社会の中で光を浴びるようになってきた時代です。
このお見合い結婚の登場は女性にとってメリットがあっただけではありません。
むしろお見合い結婚は男性にとってのメリットが高まりました。
一夫多妻制ということは、既婚できず子どもを残せない男性が増えてしまうということです。
ところがお見合い結婚によって既婚率が高まり、ほとんどの男女が結婚できるシステムになりました。
家族という単位が増えていきその中で育つ子どもの数も増えていきました。
こうして国内の人口は増加していったのです。
このお見合い結婚を抑える形で恋愛結婚が急上昇してしまうと、既婚率が下降してきたのです。
自由恋愛競争でチャンスを得られなかった男女の未婚が増えていきます。
未婚率が高まると共に少子化という危機的な状態にいたっているわけです。
恋愛結婚により個人と個人の結びつきが重要視され、家と家の関わりが減ったことがたくさんの子どもを産めない理由にもなりました。
祖父祖母などの家族みんなで子どもを育てる家庭環境がなく、夫婦だけで育てる子どもとなるとひとりとか二人となり、一人っ子も増えていきます。
さらに、恋愛結婚はお見合い結婚よりも離婚率が高いため、社会の中にはますます小さな家族の単位が減っていくという悪循環を生むようになりました。
家族が減っていくというのは少子化の他にも老後の介護の問題にも広がっていきます。
政治の議論の中でも少子化は常に国の問題の重要事項として挙げられています。
少子化は既婚率の低さにつながっていきます。
ネットやスマートフォンなどの便利ツールが一般化した反面、人と人が直接交流する機会が激減しています。
このまま社会の流れに任せておくと少子化はますます進んでしまい、人口のバランスを一気に崩すこととなりとても危険です。
そこで行政側でも各地域で「お見合いあっせん」を行っています。
福岡県や福岡市でも独自の形で「地域のお見合い」の場を増やしています。
これからはこれまで流行ってきた恋愛結婚に対してお見合い結婚がまき返しをみせそうです。
若い年齢層ほどあこがれるお見合い結婚
今や若い年齢層ほど恋愛結婚よりもお見合い結婚に対するあこがれが強くなっています。
特に都会であるほど20代の男女の結婚相談所の利用が多いのもこの傾向の影響を受けているのでしょう。
お見合い結婚は時代の流れで手書きの釣書からネット登録の検索スタイルに変化してきました。
お見合いの質が変化したわけではないのですが、中高年はこの流れになかなか追いついていません。
同時に40代以降は恋愛結婚にあこがれた若い時代を過ごしてきた世代です。
お見合い結婚に対して恋愛結婚ができなかったから…という印象を持たれることもあるようです。
時代が急速な流れで恋愛結婚よりもむしろお見合い結婚の方があこがれを持たれていることをぜひ知っていただきたいと思います。
お見合い結婚のチャンスを掴むことを、お見合い結婚で幸せになることが主流になる時代がそろそろやってきそうです。
結婚相談所についてもっと知りたいという方は、ぜひ一度当当社の無料相談でカウンセラーにご相談ください。
無料相談では以下のような疑問や不安にお答えしています。
・結婚相談所のシステムについて
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