結婚相談所のタイプ別のメリット・デメリットとは？

結婚相談所のタイプ別のメリット・デメリットとは？

 結婚相談所をどうやって選んだらいいのか、婚活を真面目に考える方なら必ず起きるこの疑問をまずは解決しましょう。

１．結婚相談所と出会い系サービスは全く違うことを知ろう。

結婚相談所とは結婚を目的とする独身男女が結婚相手を探すためにサービスの提供を受けられるところです。

目的は同じでもサービスを提供される形が様々であるのは、他のサービス業と同じです。

ただ大きくとらえ違いされているのが、結婚相談所と出会い系サービスは異なるということです。

まず、結婚相談所に入る会社や団体は、登録時に身分証明書の提出や独身証明書の提出が必要なところのみだと考えてください。

自分が誰であるかということを明らかにせずに登録できる場合には出会い系、恋愛系に関するサービスだと区別しておくことは重要です。

結婚相談所に会員登録する際の条件として「独身の男女で結婚の意志があること」という項目があります。ここでいう「結婚の意志」とは自分が結婚をしたいと認めるお相手と巡り合った上での結婚の意志です。

単に男女の関わりだけ求める結婚を真剣に考えていない方は結婚相談所ではお断りで、他の気軽な出会い系サービスをご利用くださいとはっきりとした境界線があります。

偽名や名前なしで登録できる出会い系サービスも結婚相談所と誤解されていることがあります。逆に結婚相談所が出会い系サイトや恋愛アプリと混乱されていることがありますが、この二つのサービスは全く異なるものなのです。

 ２．結婚相談所の二つのタイプ「データマッチング型」「仲人介在型」について

真剣に結婚する気持ちがあり登録時に本人証明書類などの提出を求める結婚相談所は、また二つのタイプに分かれます。

「データマッチング型」と「仲人介在型」です。

⑴「データマッチング型」システムについて

データマッチング型の結婚相談所は、会員登録者のデータベースを自分で検索して相手を見つけるのが活動の中心となります。

登録した結婚相談所のデータベースに自分の希望条件を入力してお見合い対象となる相手をピックアップします。

ピックアップしたらお相手と何度かのメールのやり取りをして、直接自分からお見合いの申し込みをいれます。

お見合いの申し込みの承諾が取れたら、直接本人同士で場所や時間を設定してお見合いをします。お見合いの際には連絡先が必要となるため自分の連絡先をこの段階で伝えるのが一般的です。

お見合い後の今後のお付き合いについては個人的なやり取りとなり、その後お付き合いがなくなったとしてもお付き合いが続いて結婚にいたる場合でも、本人同士の個人的なやりとりですすめられます。

データマッチングのみのシステムの場合には、出会いから関わり方までが基本的に本人任せになります。

⑵仲人介在型システムについて

仲人介在型の結婚相談所は、上記のデータマッチング型と併用されていることがほとんどです。

会員登録されたデータの中からお見合いを希望する相手にお見合い申し込みをいれますが、仲人介在型では直接のやり取りはありません。

どのお相手にお見合いを申し込むのか、どの相手からお見合いの申し込みがあったのか、すべて仲人を仲介して行われます。

お見合いの申し出も申し受けも、一旦は仲人に対して行われ、仲人から会員側に「このような方からお見合いの申し込みが来ていますがどうされますか？」と尋ねるという形です。

お見合い後におつきあいが始まるときはお互いの連絡先を交換しますが、どちらかが交際を中断したいと申し出た後に連絡を取るのはルール違反なので、仲人がルールを守って行動していただくように指導する役割も持っています。

また仲人サイドから会員へ「この方にお見合いを申し込んではどうでしょうか」とアドバイスすることもあります。会員が気づかないような出会いを選ぶのも仲人の役割です。

またお見合い後になかなかお付き合いが発展しない場合は、双方の結婚相談所の仲人同士が連絡を取り合って、お互いの気持ちに行き違いがないようにサポートする役割を担っています。

仲人の目的は結婚相談所を利用される方を幸せな結婚に導くことです。

そのために必要な相談役やアドバイスを会員に与えて積極的に婚活に取り組めるようサポートする大切な役割を担っています。

３．「データマッチング型」と「仲人介在型」のメリットとデメリット

では次に結婚相談所のサービスのタイプ別にどのようなメリットとデメリットがあるのかを見ていきましょう。

⑴データマッチング型のメリットとデメリット

・データマッチング型結婚相談所のメリットとは

　１人の意見を聞きたくない方には気軽

　２料金が安い（とも言えないこともある）

・データマッチング型結婚相談所のデメリットとは

　①お見合いまでのやり取りが上手くすすめられない

　②メールで盛り上がったのに実際合うと上手くいかない

　③お見合いしても気持ちが伝えられない

　④成婚までに時間がかかる

 ⑵仲人介在型結婚相談所のメリットとデメリット

　①仲人介在型結婚相談所のメリットとは

仲人カウンセラーがより良い流れをサポート

婚活の仲人カウンセラーのアドバイスは至るところで婚活をサポートします。

たとえば、お見合い相手を選ぶときにも、自分がどのような相手を選らんだらいいのか迷ったときにも相談に応じて適切にアドバイスします。それだけでなく、どのようなタイミングや順番でお見合いを申し込んだら良いのか具体的なサポートをしています。

お見合いにはタイミングがとても重要です。数をたくさん申し込んだからといって上手くいくわけではないのがお見合いシステムの特徴です。仲人カウンセラーは会員の婚活全体の流れをつかんでいるため、適切にタイミングのアドバイスをすることが可能になります。

　②仲人カウンセラーが新しい選択肢で出会いのチャンスを広げる

お見合いを希望する相手というのは、思い込み思考の中ではいつも同じ感じの人になってしまいますが、仲人カウンセラーは自分が選ばないような人でも、「この人はどうでしょうか」と新しい視点でお見合い相手を紹介してくれます。

仲人カウンセラーは日々のやり取りを通して婚活している方の人柄や環境をよく知っていますので、客観的な立場でより良い方を探し出してくれるのです。

　③お見合いのセッティングから仲人がお手伝い

お見合い相手が決まったら、さっそくお見合いする場所を時間を決めるのですが、当人同士ではなかなか都合が合わないこともあります。

またどちらかが遠方の場合には、どちらが来るのかということも関係を作る中で重要なことです。

仲人カウンセラーは相談所の仲人同士でお互いの日程調整をするところからお手伝いします。またお見合いにふさわしい場所やお互いの住所や勤務先からどこで会うのが適当かということをフェアに考えて提案していきます。

お見合いの時に着ていく服装や好印象に見えるアドバイスも仲人カウンセラーがアドバイスしますので、安心して婚活にのぞむことができます。

　④お相手に直接聞けないことも仲人がお手伝い

お付き合いが始まってお相手のことで知りたいことがあっても直接聞けないことってありますよね。

お相手は自分のことをどう思っているのか、聞きたいことがあるけど直接聞いてもいいのだろうか、いつ尋ねればいいのだろうかとお付き合いの中で上手に関係をつくっていくために仲人カウンセラーが相談にのりますので安心して婚活することができます。

　⑤仲人のプロ目線のアドバイスが成婚に導く

仲人介在型の最大のメリットは、婚活中に上手くいかないことがあるときにどのように改善すべきなのかを仲人が適切にアドバイスすることです。

お見合いを通した成婚はそれぞれにとって初めての経験なのでひとりでやり遂げようとしても上手くいかなくて当然なのです。

仲人カウンセラーは婚活が上手くいかないときの相談相手、アドバイザーとしての役割を持っています。

交際中のお相手とのコミュニケーションについて見直す必要があるのか、お相手を選択するときに仲人側のアドバイスを参考にお相手の幅を広げてみるなど、仲人と話し合ううちに婚活の幅が広がりかつ安心して婚活を継続させることができます。

交際中に上手くいかなくなりそうだと不安に思ったといにも、仲人の「こうしてみたら」というアドバイスに励まされて事態がより良い方向に進みます。人と人をつなげるために仲人が間に立つというのはより良い成婚を実現します。

・仲人介在型結婚相談所のデメリットとは

　①料金が高めなことも

仲人介在型は一般的に料金が高めな傾向がありました。

しかし今ではほとんど変わらないかむしろ安いこともあります。

　②仲人とのコミュニケーション

仲人介在の場合には、仲人とのコミュニケーションをする必要があります。これを面倒だと思う方には仲人介在型は向いていません。

仲人から適切なアドバイスを受けるためには、本当の思いや起きていることを正しく仲人に伝えなければなりません。

悩みも含め自分の思いを伝えることで仲人カウンセラーは婚活者の思いや状態を知ることができるのです。

仲人型の場合には仲人カウンセラーとの相性が大切になるので、自分にあった仲人カウンセラーを見つけていっしょに成婚にむけていこうという気持ちにならなければ仲人介在型のメリットは感じられないでしょう。

４．　最後に自分にはどちらのタイプの結婚相談所があっているのか

結婚相談所を選ぶ上で料金が重要であることは確かです。

仲人介在型よりもデータマッチング型の方が価格が安いことがありますが、料金に応じてサービスの内容も異なるわけですから、内容と料金を兼ね合わせて検討する必要があります。

データマッチング型では成婚料を求められないこともありますが、こうした婚活サービスでは長く会員が滞在することにメリットがあるため成婚に導く仕組みにはなっていません。

仲人介在型は会員のサポート体制が結婚相談所によってかなり異なります。

自分が必要なときにサポートをすぐに受けることができるのか、仲人が適切なアドバイスをくれるのか、仲人カウンセラーの積極性で変化していきます。

相談者に応じて柔軟に対応できる結婚相談所をおすすめします。

さらに自分と相性がよくリーダーシップのある仲人カウンセラーとの出会いが選択のポイントになります。

 

「できるだけ早く素敵なお相手と結婚したい」

「時間をかけてゆっくりとより良い成婚をしたい」

など自分のライフプランに合わせて自分にあった結婚相談所を見つけるために各相談所は無料相談のシステムを取り入れていますので、まず会ってみることが大切なのはお見合いと一緒です。

より良い結婚のために自分にあった結婚相談所をぜひみつけてください。