運命の人はいるのか？３０代婚活女子のあり得ない結婚

あなたは運命の人は絶対にいると思いますか。今あなたが想像している人とは違っている相手こそ本当の運命の人かもしれません。

ある知人から結婚についての相談を受けたことがあります。お母様から強くすすめられたお相手とお見合いしたのだけど自分の希望とは少し違うというのです。３０代半ばを過ぎて仕事も楽しくなってきたけれど、理想の相手と巡り合えばやはり結婚したいという気持ちもある。でもお見合い相手との結婚は「絶対にあり得ない」と言いました。

お母様ご推薦の男性ですから、収入も家柄も家族構成的にもなんの問題もない方だというのです。大手の会社にお勤めで仕事熱心で健康で背丈も高いスラリとした男性でした。でも彼女が「結婚は絶対にあり得ない」といった理由はお相手の容姿が自分の好みではないからというのです。彼女は「私はイケメン好きで今まで格好人としか付き合ったことがないんです。だから結婚相手としてはとても考えられない…。100％ありません。」と強く首をふりました。

お見合いをした男性に恋愛の炎がすぐにはつかなかったことが結婚があり得ないと思った理由なのでしょうが、結婚で生まれる愛の炎というのは瞬時について消える恋愛の炎とは多少燃え始め方が違います。恋愛の炎を瞬時に点火する花火だとすると、結婚の炎は焚火の燃え始めのようなものではないでしょうか。

焚火の炎は様々な木々の組み合わせの中を小さな炎が燃え広がるように広がっていきます。最初は立ち上がりに時間のかかる火も燃え広がりで強くなりあとは次々と適切な時期に木々を添えていけば炎はずっと続いていきます。結婚は安定した生活環境を整えながらお互いの役割を果たしていくという環境中で燃え続ける愛という炎なのでその温かさは回りに伝わっていくように広がりますがゆっくりとき。

恋愛の炎がつかなかったために「このお見合いで結婚はあり得ない」と言い切った彼女ですが、なんとその4ケ月後にはそのお相手と結婚しました。どのような変化が起きたのか尋ねると、彼女の気持ちを変えたものは結婚を知っていて自分の子供の幸せを願う親と仲人さんの諦めない態度、そして誠実に落ち着いて気持ちの変化を待ってくれた男性の姿勢であったそうです。おそらく最初のお見合いで女性の反応にあまり強い手応えを感じられなかった男性の方は不安な気持ちをいただかれていたことでしょう。でも最初から男性側の恋愛ではなく結婚を前提としたお付き合いを申し込むお見合いであったことが不安定な流れを支えました。仲人さんのフォローアップで男性が落ち着いた態度で待ち続けてくれたことで彼女の気持ちにも変化が起こり、ついに二人を結びつけることになりました。

こうした結婚はたまたま出会って一目ぼれして恋愛し、そのうちに結婚したというケースとは違います。恋愛対象として考えられなかった相手と絶対に結婚するはずがないと思っていた彼女が、今は結婚してとても幸せに毎日を暮らしているという事実はお見合い結婚で幸せになったカップルの一例です。

逆に、熱烈恋愛の勢いで結婚したけれど子育て後は別居状態というご夫婦もいるのだということも事実です。恋愛の炎は花火のようなもので点火は早いけど消えるのもまた早い。その炎を別の炎として大切にできたカップルだけが永遠に幸せなご夫婦になれるのです。

あなたの身近にいる長年良い夫婦関係を続けているそんなご夫婦に聞いてみてください。

とても多くのご夫婦から「こんな人と結婚するとは思ってもいなかった。」という声を聞くことができるでしょう。同時に「でもこの人出会ったときに何か引っかかるものがあったんです。」というかもしれません。これは頭で考えすぎずに直感的に感じる運命の出会いを感じ取った人たちです。

あなたが今想像すらできない人が実はあなたの運命の人なのだとしたら、婚活をしているあなたがどんなにお気に入りの相手として選んだとしても永遠に選ぶことができません。

選択肢を変える方法はただ一つ、選択肢を広げてみることです。そのひとつとして結婚相談所の利用は確実に変化を生みます。

結婚は点ではなく永遠に続く長い線です。その長い道を歩いていく中で出会う困難をいっしょに乗り越えていく中で深まる愛が本当のパートナーへの愛だということに知るのはずっと後なのです。あなたにも絶対に運命の人がいます。選択肢を広げて直感を研ぎ澄ませると意外な人が人生のパートナーになるかもしれません。

30代であり得ないと言っていた結婚した彼女ですがその後子供にも恵まれ妻から母へと成長されて美しい女性となっていく姿は、周りにも幸せを与えてくれました。運命の人に巡り合えたのだと彼女が気づいたのは結婚した後だったとしても、それこそ本当の運命の人なのです。